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「川平法を自分達で」リハビリ研修会
40回大阪教室 & 30回奈良教室 2015/06
2015年6月14日四條畷学園大学で第40回の研修会を開催しました。
第40回の大阪教室が開催されました。大阪教室としては久々に「少ないな」と感じた11組でした。梅雨のこの時期、体調を崩される方も多いようでキャンセルがいくつか重なりました。
けれど、少なければ少ないなりに充実していた様で、かなり大きな変化を体感された方もあったようで、それはそれで良かったです。
一方、通信の部分ですが今回もいくつかの感動的な場面がありました。まず肩の施術ですが、自分の肩の位置を正確にイメージすることで、劇的に動きが変わったそうです。最初、麻痺側は上肢の中程に『肩の支点』があるイメージだったそうです。(これだから腕が上がらない)それがセラピストさんの言葉がけに寄るところが大きいですが、健常側の肩の支点と麻痺側とイメージを合わせることで、本来の肩の位置に支点をイメージできると「ビックリするくらい肩が軽い!」と、肩への施術が一気にスムーズになったそうです。
2015年6月21日に第30回「川平法を自分達で」奈良教室を「らぽーる」で開催しました。
参加組数は8組と少し少なめでしたが、参加して下さった先生は4人と手厚い状態で、それぞれの方が学ぶことも多かった様に思います。
リクエストで、『体幹を鍛える』という腹筋から脇腹を意識した施術も行われたのですが、初めてだったので戸惑いも多いようでしたが、これを実施すれば引き締まった体作りにもなりそうです。まずは皆様の感想です。
奈良教室で興味深い指摘がありました。
川平先生の本に
「はい,伸ば~す」...「はい、曲げる~」「はい、頭の上へ~」
と『~』マークがよく使われています。これには大事な意味があったという指摘です。
施術者が施術しながら出す様々な掛け声を伸ばす事が大切な様です。声を伸ばす事によって麻痺者がしっかり最後までその動作を行うことが出来ます。
逆に「曲げて!」と短く言ってしまうと、麻痺者がサボってしまって、途中で動作を止めたり、重力に任せて膝などを落としたりしてしまうようです。せっかく川平法を施術しているのですから、最後までしっかり意識して動かすことが大切な様です。
一方で、「頑張りすぎない」ということもよく言われる言葉です。麻痺者があまりに一生懸命になって「動かそう、動かそう」と力を入れすぎるのも逆効果だとか。この辺りの微妙なところは実際の研修会で手取足取り学ぶことが必要なようです。
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